License ManagerでDedicated Hostsの自動割り当てをやってみた #reinvent
コンニチハ、千葉です。
License Managerにアップデートがありました。今までは、特定のAMIに対し起動できるCPUコア数を指定することで、起動できるインスタンスタイプを制限できました。
[新サービス]AWS License Manager – ソフトウェアのライセンス管理とルールの強制が可能に – #reinvent
今回のアップデートでホストグループを定義し、Dedicated Hostsの追加、削除、自動復旧などを管理できるようになりました。 例えばホストグループを定義し、ホストグループを指定しEC2を起動すると、Dedicated Hostsの自動作成や削除、また障害時のリカバリが行われます。開発/本番のようにホストグループを定義することで、Deticate Hostsの分離も可能です。
[速報] License ManagerでDedicated Hostsの管理と既存のソフトウェアを自動検出できるようになりました #reinvent
やってみた
やってみたのサマリです。
- ライセンス構成を作成しAMIを関連付ける
- ホストグループを作成
- ホストグループを指定してEC2を起動 > 自動追加されたDedicated Hosts上でEC2が起動していることを確認
はじめに、ライセンス構成を作成します。1コアに対し1ライセンスが必要となる架空の製品、chiba-softを登録します。License Managerへ移動し、ライセンス構成 > ライセンス構成を作成 を選択します。
ライセンス構成にAMIを関連付けます。このAMIにchiba-softがインストールされていることを想定します。
ホストグループを作成します。
Dedicated Hostsを自動で追加・削除・復旧させるかの挙動を指定します。また、関連するライセンスとしてchiba-softを指定します。
作成したホストグループを指定してEC2を起動します。テナンシーの指定をDedicated Hostsし、先ほど作成したホストグループを選択しEC2を起動します。
Dedicated Hostsが自動で作成され、その上でEC2が稼働していることを確認できました。
今回はDedicated Hostsの自動割り当てを確認しました。割り当て以外にも、EC2が1つも起動されていない未使用のDedicate Hostsの解放、Dedicated Hostsに障害が発生した場合は自動的に別のDedicate Hostsへ復旧する機能があります。
最後に
License Managerのホストグループ機能を試してみました。今まではライセンスに応じたDedicated Hostsを手動で割り当てる必要がありましたが、今回のアップデートでDedicated Hostsの運用がかなり楽になったのではないかと思います。
参考
https://docs.aws.amazon.com/license-manager/latest/userguide/host-resource-groups.html